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豪華客船Q&A

豪華客船に乗り込む職業「水先人」はなぜスーツ?

2017/04/08

MBS毎日放送の番組「林先生が驚く初耳学」(日曜22:00~)9月25日の放送で、航海中の豪華客船に乗り込むスーツ姿の男性の職業が紹介されていました。その人は「水先人」といって、この人がいないと豪華客船だけでなく、あらゆる大型船が港に入ることができないそうです。

豪華客船

豪華客船イメージ

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大型船に乗り込む「水先人」の仕事

水先人とは、特定の港で船長の代わりに船を誘導する専門家のことです。大きな港は大型船が行き交う危険地帯と言えますが、どれほど優秀な船長でも、世界中すべての港の地形や海流を把握するのは不可能です。そのため、その地形を知り尽くした水先人が、主要な港ごとに配置されています。

大型船は小回りがきかないので、航行には十分な広さや深さを必要としますし、急停止が出来ません。また、天候や潮流の影響も受けます。

このような困難がある中、水先人は専門の知識や技能を駆使し、大型船を安全に導きます。水先人が乗り込んだ場合の安全率は、そうでない場合の9.7倍にもなるとも言われており、その効果は絶大です。

なかでも、大きな船体を横に向けたまま港に着けるのが一番難しい作業です。船体を押すタグボート(着岸を手伝う小型船)へ無線で指示を出し、きれいに着岸させるのは職人技と言えます。

全国で650名しかいない水先人

水先人になるには、国土交通大臣の免許(国家資格)が必要です。しかも、担当する水域の特有の地形などを熟知している必要があるため、試験は全国35箇所の水先区別に受けなければなりません。このため、例えば東京湾の免許しか持たない水先人は、大阪湾で業務を行うことはできません。

また、国家試験を受ける前に、養成施設において所要の課程を修了する必要があります。登録水先人養成施設は、神戸大学、海技大学校、東京海洋大の3ヶ所です。

水先人には3級・2級・1級の階級があり、3級水先人になるには、3級海技士の資格を持っているのが前提で、最終的に1級水先人になるまでに、相当な年数と経験が必要です。そのため、かなり高給な部類の仕事とのウワサです。東京湾の水先人の年収は1000万円以上と言われてます。

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水先人はなぜスーツなの?

ところで、林先生の番組では水先人の仕事の紹介はしたものの、出題のキーワードにもなった「スーツ姿」である理由までは説明されていませんでしたね。

大型船の通常の乗り込み口ではないところに、海上から縄ばしごをかけて昇るスーツ姿は、どうみても不似合いです。船体の外側は潮どころか、鉱石粉や油で汚れているそうで、当然スーツも汚れてしまいます。縄ばしごが凍っていて極寒の海に落ちそうになるなど、危険な場面もあるとか。

それでも、初対面の船長や乗組員に対しての礼儀として、きちんとした格好を心がけているそうです。大型船の乗組員の中で最も偉い船長に指示を出すのですから、威厳も大事ですしね。外国の方に対する社交的な要素もあるとのこと。つまりスーツ姿の理由は、「気持ちの問題」みたいです。気持ちに左右されるコミュニケーションがうまく取れていれば、作業がスムーズに進められるからなんですね。

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