普通の会社員だけど豪華客船に乗りまくりたいアラフィフ主婦の旅ブログ

豪華客船の仕事|元クルーが語る今だから話せるトラブルの話

 
  2018/11/23
 
クルーのお仕事
この記事を書いている人 - WRITER -
一般会社員だけど豪華客船に乗りまくりたい節約好きな普通の50代主婦。夫婦ふたり揃って旅行好きで、好きな時に好きなところへ好きなだけ行ける老後を夢みて、今日もおしごと頑張っています!

豪華客船のクルーって、世界中いろいろなところへ行けて楽しそうでいいなって思いますよね?

そうです。旅が好きならクルーはまさに理想の仕事!

・・・とはいえ、仕事は仕事。楽しいばかりではありません。同僚との人間関係のいざこざはあるし、お客様相手の仕事なのでトラブルだってもちろんあります。

今回は今だから話せるこんなトラブルあんなトラブルを紹介したいと思います。

この記事はわたくし、ケイが書きました。

ケイ

ケイさんは、某有名豪華客船の元客室係だったんですって。現在は1児の母にして、駆け出しのライター、翻訳家なんですよ。

管理人晴子



同僚とのトラブル

朝7時半に客室をノックしてしまった経験

乗客の部屋をノック

乗客の部屋をノックするよう強要され

客室係のメインの仕事である客室掃除。朝、各部屋を回って掃除をしていきます。ノックをし、乗客が不在ならそのまま掃除。もし在室中なら掃除していいか、それとも出直したらいいか尋ねます。

クルーズ中は夜もパーティーなどイベントが盛りだくさん!夜遅くまで盛り上がって、朝寝坊する乗客も多いので、ノックする時間には気をつけます。

でも・・・実は私、朝7時半に客室をノックしてしまったことがあるんです・・・乗客はオーストラリア人女性1人。ネグリジェを着て不機嫌な顔で出てきて一言、「今何時?」慌てて謝って部屋を辞しました。次に顔を合わせた時も改めて謝りましたが、機嫌は悪いまま。その方にとって最悪の客室係になってしまいました。

ノックの理由は実はいじめ!

そもそもなぜ7時半なんて早い時間にノックしたのか?言い訳ですが、先輩の指示だったんです。

この早朝ノック事件が起こったのは、私が初めて船に乗った最初のクルーズ。まだ何も知らない状態です。

通常はクルーのみ立ち入るバックヤードの掃除から始まり、乗客が使うエリア、例えばロビーや階段の掃除にステップアップし、キャプテンなどの上級クルーの部屋掃除係を経て、最後に乗客の世話をする客室係になれるんです。でも私は日本語が出来る客室係を確保したいという会社の方針で、すべてのステップをすっとばしていきなり客室係になりました。

そこで異例ながら、教育係が最初のクルーズでついたのですが、その教育係はステップでいう2段目、乗客が使うエリアの掃除係でした。フィリピン人の彼女は別のクルーズ船で客室係していたそうで、その経験を買われて私の教育係に任命されたとのことでした。

何も分からない私は、取りあえずの彼女の言うことを聞くのみでした。

嫉妬が彼女を変えてしまった

彼女はなかなか私に厳しく当たってきました。ノック事件の朝、例の部屋を掃除するよう言われました。さすがに早過ぎじゃないか?と言いましたが、聞き入れてもらえず、取りあえず行け!と。そこであの事件が起こりました。

その後も彼女は気にすることなく、私にきつく当たりました。

経験がありながら客室係になれない彼女にとって、私が下積みをスキップしていきなり客室係になったことがおもしろくなかったようです。特に私に対してそんなに仕事が出来るわけじゃないのにどうして!?という思いが強かったんだと思います。

いじめに立ち向かいガチンコの話し合い

そんな状態でいい仕事が出来るわけもないし、ちゃんと学べないと思い、彼女ととことん腹を割って話をしました。気持ちが高ぶって涙も見せながら。

やっぱり人間、話し合いって大事ですね。ちゃんと話し合って分かり合えたら、すごく良い関係になれました。それ以来、仕事のことだけじゃなく、プライベートのことまで相談できる頼もしい友人になりました。

そんな彼女も今や同じ客室係。私が客室係として一人前になり、教育係としての彼女が評価された結果だと、今では恩人扱いです。

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乗客とのトラブル

信用第一に努めております

客室の机を磨き上げる

お掃除はすべて客室係の責任

皆さんがホテルに宿泊しても、誰が部屋の掃除してるかなんて見る機会はそうそうないですよね?でもクルーズでは違います。乗客が乗船して客室に着くと、客室係が挨拶に行きます。その客室係がクルーズ中毎日、部屋の掃除をします。事前に顔を合わせていて、どういう人が掃除に来るか分かっていたらちょっと安心じゃないですか?

客室係側からしても、自己紹介が済んでるので、ある程度の信頼は得てると感じています。

通常ホテルの客室掃除では、宿泊客の荷物にはできるだけ手を触れません。何かが無くなった!盗った?などというトラブルを避ける為です。

しかし、クルーズの客室係は必要なら整理整頓もお手伝いします。さすが引き出しは開けませんが、床に脱ぎ捨てられた服を畳んでベッドに置いたり、バラバラになった化粧品を揃えたり、無造作に置かれた小銭をまとめたり・・・

モノがなくなれば最初に疑われる客室係

あまりにきちんと片付けすぎても乗客はいい気がしないと思い、不快に感じない程度の整理整頓を!と気をつけていたのですが、トラブルは起こってしまいました。

ある乗客に、部屋に置いていた化粧品が無くなったと言われました。その部屋で少し机の上が乱雑になっていたので、掃除の為にも少し整理しました。もちろん私は何も勝手に持ち出したりしていません。ですが化粧品が1つなくなったと言われました。

その方曰わく、絶対に部屋から持ち出していないのに無くなった!おかしい!と。はっきりとはおっしゃいませんでしたが、どうやら私を疑っている様子。

いやいや、使いかけの化粧品なんて要りませんよ、と思いながら言えるわけもなく・・・

今も盗難の疑いを晴らせないまま

こちらが出来る対応は、私のスーパーバイザーとセキュリティスタッフで、その部屋の中を探させてもらうこと。疑われてる私が探すわけにはいきません。しかしこの提案は断られ、結局見つからないままだったようです。

クルーズ終了の前々日でしたが、その日から部屋の掃除を断られました。何とも後味悪いクルーズになってしまいました。

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乗客自身のトラブル

時間に厳しいクルーズ事情

最後に乗客が起こしたトラブルのお話を。

クルーズの楽しみの1つは、各寄港地での観光です。ただクルーズの難点は、観光名所が港から遠い場合もあることです。例えば、大阪の港に着くと、すぐ横に海遊館や大きなショッピングモール。交通の便もよく、ちょっと足を伸ばせば大阪市内にも京都観光にも行けます。

ですが、鹿児島の港は周りに何もなく、すぐ近くにある桜島行きのフェリーに乗って桜島観光するか、公共交通機関が近くにないのでどこに行くにもシャトルバスで30分以上かけて市内に出ないといけません。そうなると気になるのが時間です。

通常の観光と違って、クルーズには門限があります。それも厳しい門限が!遅れてもしばらく締め出されるだけならいいんですが、クルーズでは船が出航しちゃいます。1,2人の為に数千人を待たすわけにも、スケジュールを遅らすわけにも行きません。時間にはシビアです。寄港地に着くと、指定の時間までに戻るように何度も何度も伝えます。

消えた乗客

事件はマレーシアのある港に着いた日に起こりました。

私は事件が起こってるとも知らず、いつものように夕方の仕事に取りかかりました。客室係は夕方にも各部屋を回って、簡単な掃除とベッドを寝やすいように整える就寝準備を行っていきます。

ある部屋に入ると、部屋が朝掃除したままの状態。この日の船に戻って来ないといけない時間は16時。部屋に入った時はすでに19時近く。船のどこかで休憩してるにしても、荷物を置きに戻らないなんて不自然だなと思いつつ仕事をしてました。そこに私のスーパーバイザーから連絡が。

なんとその部屋の乗客は出航に間に合わず、港に残されたとのこと!!結局、飛行機を使ってシンガポールまで飛び、翌日船に追いついて戻って来ました。

クルーズ船の門限に遅れて飛行機で

乗り遅れると飛行機で船を追いかけるハメになります

遅刻の高い代償

電車に乗り遅れても次のに乗ればまぁいいか、となると思うのですが、クルーズ船はそうはいきません。船は乗客を残して、すべての荷物を持って次の港に行ってしまいます。

港に残された乗客はクルーズ船に追いつく為に、電車や飛行機などを使って次の寄港地に移動します。宿泊だってしなくてはなりません。翌日に同じ国の別の港に着くならまだいい方で、時には船は1日以上かけて別の国に移動することだってあります。

各港にはエージェントがいるので手配などのサポートしてくれますが、宿泊代、移動にかかる交通費はもちろん自腹です。

後で笑えるトラブルなら良いのですが、せっかくのクルーズに影を落とすようなことがあると非常に残念です。皆さんもクルーズ旅行をされる場合は、楽しい思い出だけ残せるように、特に門限には充分にご注意下さい!

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一般会社員だけど豪華客船に乗りまくりたい節約好きな普通の50代主婦。夫婦ふたり揃って旅行好きで、好きな時に好きなところへ好きなだけ行ける老後を夢みて、今日もおしごと頑張っています!

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