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透析患者さん海外旅行を諦めないで!その手があったか!クルーズのすすめ

透析クルーズ

透析クルーズってご存知ですか?

病気を理由に、旅行を諦めている方もいらっしゃる事と思います。特に定期的に人工透析を受ける必要があると、長期の旅行は難しいように思います。

でも、透析クルーズなら次の目的地まで移動しながら治療が受けられるのです。海外旅行も夢ではありません。

今回は、透析クルーズについて調べてみました。

ケイ
この記事はわたくし、ケイが書きました。

管理人晴子
ケイさんは、某有名豪華客船の元客室係だったんですって。現在は1児の母にして、駆け出しのライター、翻訳家なんですよ。

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治療しながら世界旅行は当たり前!

私がクルーとしてクルーズ船に乗船していた時に驚いたことの1つが、何らかの治療が必要な人がたくさん乗船していたことです。

客室係をしていた私は、担当する乗客から必要なもののリクエストを受け、用意します。よくリクエストされていたのが、「シャープ・ボックス」と「エクステンション・コード」です。

初めて、シャープ・ボックスをリクエストされた時は「???」。その時一緒にいた教育係の先輩に教えてもらいました。

対応する日本語は思いつかないのですが、シャープ・ボックスとは「使用済み注射針用のゴミ箱」です。糖尿病患者の中にはインシュリン注射が必要な方がいて、インシュリン注射したあとの使用済み注射針を捨てる専用の密封できるゴミ箱が必要なんです。

エクステンション・コードは延長コードのこと。乗客の中には睡眠中に呼吸補助器をつけないといけない方もいて、客室内のコンセントの位置がベッドサイドから離れているので延長コードが必要なんです。

日本人ではあまりないのですが、オーストラリア人や欧米人が多いクルーズでは、担当する乗客で2,3人は必要な方がいました。

長々と書いてしまいましたが、言いたいことは、病気や治療などの制約があってもクルーズは楽しめる!と言うことです。

透析クルーズについて

透析治療を行っていてもクルーズを楽しめると言っても、どのクルーズ船でも透析治療が受けられるわけではないのです。クルーズ船内には医務室があり、簡単な治療は受けることができますが、透析を行う設備まではありません。

ではどうするか?というと・・・

「Dialysis at SEA」という透析専門事業者が、客船に透析治療に必要な機器を乗せ、専門医や看護士を同乗させてクルーズを行っています。

「dialysis」は「透析」という意味なのでその名もズバリという感じですね。日本では主に IACEトラベル が仲介を行っています。

透析クルーズの対象となっているツアーはたくさんあって、カリブ海・地中海・エーゲ海・アメリカ西海岸などなど世界中を旅し、複数の国に訪れることができるんです!

透析対象クルーズになっていなくても、3組以上集まったらツアーを組んでもらえるみたいですよ!!

透析クルーズ申込みに必要な準備

診断書

診断書

実際に透析クルーズに申し込む場合、以下の書類が必要です。

1. 最新の血液データ
2. 直近3 回分の透析治療のデータ
3. 12 誘導心電図の記録(クルーズの出発日から1 年以内)
4. 病歴及び健康診断の記録(クルーズの出発日から1 年以内)
5. B 型肝炎表面抗原(HBs抗原)測定記録(クルーズの出発日から6ヶ月以内)
6. 処方箋に関しての確認アンケート

事前に上記の6点を提出し、アメリカの治療機関からの承認が取れたら、旅行に参加できます。

乗船が決まってから必要な書類

アメリカの治療機関から承認が下りて、参加が確定すると次の書類を提出します。ここで注意するのが、英文で提出ということです。

1. メディカルパケット(透析クルーズ会社と乗客自身で取り交わす契約書)
これは予約完了後に和訳版と共に受け取ります。中には担当医に記入してもらう必要がある書類もあるので注意。
2. 血液検査結果の資料
3. 陰性HBsAGと陽性HBsABの記録(クルーズ出発日から半年以内)
4. 12誘導心電図(クルーズ出発日から1年以内)
5. 服用中の薬の説明書(薬の名称と服用回数)
6. HISTORY & PHYSICAL FORM
7. 透析記録(直近3回分)
8. Optiflux F160NRダイアライザーの使用及び治療回数の承諾書

クルーズ船上の実際の透析治療は?

透析クルーズ

治療をしながら次の目的にへクルーズ

人によって透析のサイクルが違うので、透析のタイミングは?などどういう流れで治療が行われるか気になりますよね。

実際の治療のタイミングは、乗船後に決まるとのこと。アメリカの治療機関との関係だそうです。とは言え、基本的にいつも受けているサイクルで受けられるそうです。

航行日に治療を受けたいところですが、航程によっては寄港地滞在中に透析を受けないといけない場合もあります。その際は観光する時間が短くなったり、最悪、観光出来ない場合もあるそうです。

1日、3~4回に分かれて治療が行われるので事前に時間を予約しておきます。これはクルーズを申し込んだ順で決めれるので、申し込みが遅いと、希望の時間に受けられないこともあるようです。

治療時の言葉が心配

基本的に治療は英語で行われます。乗船日にはミーティングが行われて、透析治療に関する説明や治療時間・治療室の確認などを英語で行います。

言葉に不安がある方は、添乗員が通訳を務めてくれるそうです。

とはいえ、治療中は治療室に添乗員が入ることは出来ないそうです。透析の開始前後に通訳をしてくれるそうなので、開始前の問診は訳してもらえるみたいです。心配なことや伝えたいことは、治療前にきちんと通訳してもらう必要がありそうですね。

使用する機器は?

機器とダイアライザーは、ドイツのフレゼニウスメディカル ケア社の製品を使っているそうです。ちなみに透析機器はFresenius 2008K、ダイアライザーはOptiflux F160NR だそうです。

いつも使っているダイアライザー使いたいという方は、事前に申請すれば持ち込み可能です。中には主治医に相談して事前に船内で使うダイアライザーを使用して慣らしていく人もいるそうです。

気になる代金

かかる費用は大まかに言って、通常のクルーズ料金+透析にかかる費用+医療費情報処理費(32,000円)です。

クルーズ費用料金は部屋のグレードによって変わります。必ず同伴者を1名つけないといけないので、その人の分のクルーズ代金もかかります。

透析にかかる費用はアメリカの透析費用をベースにしているそうで、およそ650米ドルだそうです。高い!と思われるかも知れませんが、保険で一部還付されるそうです。

国民保険の場合、還付金額は実際支払った金額に対して何%というわけではなく、日本でその治療を受けたらいくらになるか?をベースに再計算してその70%が還ってくるそうです。

加入している保険によっても違いますし、請求には色々書類も必要なので還付請求をする場合は確認をはお願いします。

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さいごに

透析クルーズは費用も安くはないですし、事前準備も大変、必要書類だっていっぱい!!です。

でも、クルーズは透析をしながらも旅行を楽しめる方法の1つです。興味のある方はぜひ、透析クルーズをご検討ください。

仲介を行っている IACEトラベル のホームページにある、透析クルーズのモデルスケジュールを見ると現実感が増してくるのではないでしょうか。

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