「オールインクルーシブ」という言葉、海外旅行を検討しているときに聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
オールインクルーシブは海外のビーチリゾートで多く採用されているシステムなので、高級なイメージがあります。今回はそんなオールインクルーシブの内容やメリット、国内で体験できる宿泊施設などをご紹介します。
オールインクルーシブとは
「inclusive」とは、「すべてを含んだ」という意味です。
宿泊だけでなく、食事やプール、フィットネスジムの利用や施設内のアクティビティが、すべてコミコミのプランを指します。
チェックインからチェックアウトまでの滞在中に、追加代金を気にすることなく過ごせるので、モルディブやカンクンなどのビーチリゾートでよく見かけます。(一部、アルコールや特別なアクティビティは、有料になるパターンが多いですが)
オールインクルーシブのホテルに滞在すれば、ホテルから出なくても楽しく過ごせるように、追加料金なしのアクティビティやイベントがたくさん用意されています。
オールインクルーシブのメリット
宿泊代自体は高くなりますが、お財布を気にすることなく好きなものを好きなように飲食し、好きなように遊べるというのが、リゾート感満載でワクワクするものです。
食事はほとんどの場合、コースディナーや高級なビュッフェのような贅沢な夕食と、ビュッフェの朝食やランチ、それに加えて軽食やお菓子やアイスを1日中いつでも何度でも食べられるようになっています。
人より食べる量が多い人には夢のようなシステムですね!

高級ビュッフェイメージ
ロビーのソファに座れば黙っていても「お飲み物はいかが?」とサービスを受けたりするんですよ。もちろん支払いは要りません。ワンランク上のおもてなしを満喫できます。プールサイドでジェラードを食べ、エステの後に紅茶を頼んでも、プールもジェラードもエステも紅茶も、すべて追加料金なしです。
キッズ専用のプログラムが充実しているところも多いので、大人も子供もそれぞれに楽しめるというのも魅力です。
余計な荷物は部屋に置いて、水着のままシュノーケリングツアーに出かけることもできます。
ホテルから一歩も出ないでリゾートを満喫できるので、余計なお金は要りません。滞在中の金銭的なストレスを回避できるのが、何よりのメリットです。
どういう人にお得なのか?
さきほども書いたように「食べ放題」、ホテルによっては一部のアルコールを含んだ「飲み放題」なので、人より多く飲食する人にとっては、素晴らしいシステムです。
ホテルにもよりますが、オールインクルーシブがお客さんにとってお得になるよう、プールにジムにカヤックやシュノーケルなどなど、プランに含まれるアクティビティをたくさん用意している事がほとんどです。
また、オールインクルーシブを採用するホテルは基本的に高級リゾートが多いので、宿泊代が高いという事はそれなりに素晴らしいディナーが待っています。
したがって、ホテル代の中に含まれるのは一般的に考えて、以下のような内容です。
- 宿泊代
- 高級な夕食代
- 朝食、昼食、おやつや夜食など食べ放題
- シュノーケリングなど敷地内でのアクティビティ料金
- 指定アルコール(高級酒ではない)、ソフトドリンク類料金
- プール、ジャグジー、フィットネスジム代
- キッズプログラム参加(シッターサービス)代
たくさん食べて飲んで、朝から晩まで活動的に楽しめる人には、とてもお得な内容となっています。
朝から晩までそこそこしか活動しない人も、損はしないはずです。じゃないとお客さんが来ませんもんね。
でも、ほんのちょっとしか食べないし、海を見ながら部屋でのんびりしたい人には、オールインクルーシブはもったいないです。
国内のオールインクルーシブホテルの最安値
海外のリゾートではよくあるオールインクルーシブですが、国内ではまだまだ浸透していません。
夕食+朝食にアルコール(バーやカフェ)がセットになったプランを、オールインクルーシブルと呼んで紹介している場合もあります。しかし、アクティビティやイベントを含み、敷地内だけでリゾートが完結するタイプだけを対象とすると、日本では数えるほどしかありません。(2017年4月時点)
調査時点で最安値と思われる価格を掲載しました。時期やプランにより変動します。
■クラブメッド北海道
大人1名、消費税込で13,000円~
(4連泊以上スーパー早割適用)
■クラブメッド石垣島
大人1名、消費税込で17,000円~
(4連泊以上日にち限定)
■THE SHIGIRA<宮古島>
大人1名、消費税込で108,756円~
(2ベッドルームを5名利用時)
豪華客船もオールインクルーシブ
豪華客船と言われるクルーズ船は、昔からオールインクルーシブのシステムを採用しています。逆に最近になって、オールインクルーシブでないタイプが新しく登場して注目を集めているくらいです。
上の章でご紹介した国内の数少ないオールインクルーシブのホテルへ行こうと思ったら、宿泊費のほかに交通費がそれなりにかかってしまいますが、クルーズなら近くの港まで行くだけ、部屋もプランも日程もいろいろありますよ。
しかし残念ながら、なぜかクルーズ船ではアルコールは有料というのがほとんどで、ビールも追加料金になります。場合によっては、コーヒーも別料金となる船もあるようですので、ご注意ください。また、船から観光地へ出掛けるオプショナルツアーは別料金の場合がほとんどです。
※飛鳥Ⅱでは、アルコールを含んだオールインクルーシブのクルーズもあります。
それでも豪華クルーズなら、1日中の食事とおやつに夜食まで食べられて、プールもジャグジーもジムもエンターテイメントも映画も全部コミコミというのが一般的です。キッズ専用のプログラムが充実していて、船から一歩も出なくても楽しく過ごせるのも、オールインクルーシブホテルと同じです。
こちらの記事もどうぞ!
幼児連れて旅行なら豪華クルーズがラク!
■コスタ ネオロマンチカ
大人1名、5泊6日で48,000円~
1泊あたり 9,600円~
外国船なので消費税は無し、ただし港湾税、政府関連諸税、チップは別途発生します。
■ダイヤモンドプリンセス <オススメ>
大人1名、5泊6日で70,000円~
1泊あたり 14,000円~
外国船なので消費税は無し、ただし港湾税、政府関連諸税、チップは別途発生します。
オールインクルーシブのリゾートを楽しみたい方は、まずは豪華クルーズを体験してみていはいかがでしょうか?
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