豪華客船に乗ってみたい、でも何日も連休がとれない、という若い人や現役世代でも、1泊あるいは2泊のクルーズなら気軽に参加できそうですよね。
特にクリスマスのシーズンには、日本船の3隻「飛鳥Ⅱ」「にっぽん丸」「ぱしふぃっくびいなす」がこぞってクリスマスクルーズを複数コース売り出すので、スケジュールに合うクルーズが見つかりやすいと思います。
私たち夫婦も、飛鳥Ⅱのクリスマスクルーズ1泊2日に乗船してきましたので、その時の様子をレポートいたします。
飛鳥Ⅱクリスマスクルーズのお値段と割引

飛鳥Ⅱ
2016年12月23日と24日は、祝日と土曜の連休でクリスマスとしてもメインの日程、一番高く設定されそうな日取りですね。その中で一番安いお部屋のKステートは、2名1室1泊で大人ひとり52,000円でした。
そこから日本郵船の株主優待券(10%OFF)と、郵船ロジスティクスの株主優待券(5%OFF)を使い、ひとり7,800円割引、支払い金額は二人で88,400円(消費税込み)でした。(株主優待券はヤフオクでゲットしました。)
株主優待割引についてはこちらの記事をどうぞ!
飛鳥Ⅱ、にっぽん丸に安く乗る!割引研究
Kステートは、窓からの景色が救命ボートで遮られてしまうという理由だけでお安くなっています。でも、ワンナイトクルーズでは、窓の外なんて見る余裕はありません。1泊寝るだけなら十分な広さですし、シャワーだけでなくお風呂までついています。
日本発着しているクルーズで、一番安い部屋にもバスタブがついているのは、飛鳥だけ。私はこのKステートで大満足でした。ベッドはシングルをふたつくっつけて並べてあります。

飛鳥Ⅱの一番安い部屋Kステート

飛鳥Kステートのお風呂
ワンナイトクルーズは割り切って

飛鳥とぱしふぃっくびいなす
この日の横浜港では、ぱしふぃっくびいなすも出航のときを待っていました。2隻のツーショット!こうやってみると、飛鳥はびいなすの倍くらいありますね。
さて、このクリスマスクルーズは17時出港、翌朝9時帰港のわずか16時間の滞在。寝てしまうのが惜しいのですが、日ごろの疲れを抱えたままクルーズに来てしまい、寝ないわけにはいかないお年頃の夫と私。
乗船記の最初からこんな事言うのもなんですが、ワンナイトクルーズはオススメしません。ほんとに時間がない。できれば最低でも2泊3日は乗らないと、船旅の良さはほとんど味わうことができません。
このワンナイトクルーズでは、ビストロでコーヒーを飲むことすら出来ませんでした。
4泊5日のぱしふぃっくびいなすから下船するときは、コーヒーを頂きながら順番を待ったので、飛鳥の下船時もその感覚でビストロへ行ったら、満席で座るとこなんてない!ワンナイトクルーズではみんな、わずかな乗船時間に楽しみつくそうと思って、コーヒーを飲み終わっても誰も席を空けません。
オススメしないというのはちょっと言い過ぎましたが、一晩で全部味わうのは無理だと割り切っての乗船がよろしいかと思います。
いざ、飛鳥Ⅱクリスマスクルーズ出港
最初から愚痴っぽくてスミマセン。気を取り直して、まずは乗船のご案内から。
クルーズは17時出港ですが、8デッキの乗客は15時45分から乗船開始でした。時間のないワンナイトクルーズです。1時間でも多く楽しむために、ギリギリ乗船はもったいないですよ。船内はカフェやグリルも15時15分からオープンしていました。
出港前であろうと飛鳥に一歩入れば、軽食を食べたりコーヒーを飲んだりしても、追加料金はありません。クルーズ代金にコミコミなので、余力のある方は頂かないと!グリルではハンバーガーやピザ、カルボナーラなど頂けます。スイーツコーナーにはアイスクリームなど。
でも我々中高年は胃袋に余裕がなく、そんなの食べちゃあ豪華ディナーが入らなくなっちゃうので我慢ガマン!いま思えば、ピザ半分くらいはイケたように思いますけどね。。。
さて、ワンナイトクルーズでは「非常事態に備えて」という紙が配られるだけで、避難訓練はありません。もしものときにどこへ行けばよいのか、確認しておきましょう。
ワンナイトでもセイルアウェイパーティ

飛鳥Ⅱセイルアウェイ出航しまーす!
安いながらも素敵なお部屋に感激し、船内を一通り探検したら、出港のお時間です。シャンペンが配られて、ドラが鳴り、生演奏が始まり。。たった1泊でも、セイルアウェイパーティはちゃんと盛り上げてもらえます。

飛鳥クルーのコート姿がステキ

飛鳥Ⅱからぱしふぃっくびいなす
明りの灯ったぱしふぃっくびいなすを、洋上の飛鳥から撮影するのは貴重だわ!と感激(次回に乗った飛鳥でも、横浜港でぱしふぃっくびいなすと一緒でしたけど)。
夜景を楽しめるのは冬のクルーズならではですね~。春・夏・秋の17時はまだこんなに暗くないですもんね。

飛鳥Ⅱからの横浜の夜景
クリスマスクルーズの服装
セイルアウェイが終わると、ドレスコード=インフォーマルに合わせた服装にお着換え。
私はかつてお歌の発表会できたロングドレスを、夫はダークグレーのスーツに蝶ネクタイです。今夜はクルーも制服ではなくドレスを着ていて、この服装でもまったく浮くことはありません。

クリスマスクルーズの服装
女性の場合、おしゃれをすると薄着になりがちですが、船内はスーツの男性に合わせているのかな?という気温で、私には寒かったです。寒さ対策は万全にね!薄手の腹巻に貼るホッカイロ。私はそれでも寒かった。。。
こちらの記事もどうぞ!
ドレスコード=フォーマルのドレスは意外と安い
私たちは19時45分からのディナーだったので、この衣装でまずはプロダクションショー「ホワイトクリスマス」の観賞に参りました。
これがなかなか素晴らしかった!英語の歌とダンスで、クリスマス気分を盛り上げてくれます。今回の飛鳥のクリスマスクルーズで何が一番良かったかというと、プロダクションショーかな。
飛鳥Ⅱのクリスマスディナー
そしてその後はお楽しみの豪華ディナーです!帝国ホテルの総料理長監修による特別メニュー・・ですが、上品すぎて庶民の私には物足りない感じがいたしました。前菜なんて、ちょびっとすぎて味が良くわからない!

鮟鱇と彩野菜のエスカベッシュ

シャンピニョンのクリームポタージュ カプチーノ風

お食事の途中ですが生演奏をどうぞ

キングサーモンとシーアスパラリゾットのグラティネ

トマトのシャーベット
メインは、.1.ローストビーフ、2.フォアグラ、3.鱈 の3種から私はフォアグラを、夫はローストビーフを選びました。

フォアグラを包んだ錦爽鶏のバロティーヌ

鹿児島産黒毛和牛のローストビーフ

林檎とシナモンのガトージンジャーコンフィチュール
ディナーのあとは、小久江船長と記念撮影です。

飛鳥Ⅱ小久江船長とスリーショット
ディナーの後のお楽しみ
インフォーマル衣装のまま、ピアノとフルートのデュオによるクラシックコンサートへ。この会場へ行くのにいったんデッキに出たので寒い寒い。楽しむ余裕がございませんでした。皆さま、防寒はしっかりなさってよ。

飛鳥クリスマスクルーズでおほほほほー
大浴場へ行ってみると、芋を洗う大混雑。せっかく部屋にお風呂があっても、一度くらい大浴場で~っていうか、1泊しかないのです!考えることはみんな同じです。こういう点も、ワンナイトは大変でオススメできないなあって思います。
おなかは空いていないけど、今夜しかチャンスがないからお夜食会場へも行ってみました。
うどんとちまきとスイーツとフルーツ。うーん、ぱしふぃっくびいなすのお夜食のようなトキメキを感じない。びいなすには、ラーメンやサンドイッチがあったからなあ。

飛鳥Ⅱクリスマスクルーズお夜食
クリスマスクルーズの朝
翌朝の洋食ビュッフェはいろいろ選べて楽しかったです。オムレツ、ワッフル/パンケーキ/フレンチトーストもその場で焼いてもらえます。

飛鳥Ⅱクリスマスクルーズ朝食ビュッフェ

飛鳥Ⅱの朝食ビュッフェのワッフル
天気が良く富士山も見えました。メリークリスマス!おやあれは、ぱしふぃっくびいなすさん。

飛鳥Ⅱから富士山を臨む
もう下船の時間なのね。初めての飛鳥Ⅱだったので、あれもこれも欲張ろうとして忙しかった。
実際、このあと疲れがたまって具合が悪くなってしまいました。実は下船のあとは、ぱしふぃっくびいなすのクリスマスクルーズにはしご乗船したのですが、船酔いして豪華ディナーは一口も食べられませんでした。
2隻のはしごをするくらいなら、同じ船を連続乗船したほうが良いなあと勉強になりました。ワンナイトクルーズは疲れのたまった身体には辛い。
2隻をはしごして良かったことは、乗り比べができたことですね。どちらが良かったかというと、お部屋とショーは飛鳥、食事と雰囲気はびいなす(←単に好みの問題)が良かったです。でも大きな違いはなく、どちらへ乗っても楽しめます。コツはあまり欲張らずに自分のペースで楽しむことですね(汗)
そうそう、大切な人へのクリスマスプレゼントをお忘れなくね。
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2018年はにっぽん丸のクリスマスクルーズに乗船するつもりです。またレポートしますね。みなさんもたのしいクリスマスを!

アスカプラザ

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