ぱしふぃっくびいなすに限らず、小笠原への航海中は携帯電話はほとんど使えません。父島滞在中は使えますが、海に出ればあっという間に圏外です。夫はドコモ、私はauです。二人とも同じように圏外でした。携帯会社が違っても状況は同じです。陸上にいない片道約1日半の間は圏外になります。
電波が届くかどうかは航路による
最初はスマホ依存から脱出~なんてノンキに考えていましたけど、だんだん不安になってきました。携帯だけでなくテレビのニュースも見られないので、事件事故があっても分からないし、何より陸にいる家族に何かあっても連絡がつかないのです。
その時は、「もうクルーズは行けない…」と大真面目に思いました。いま考えると、日本発着のクルーズなんて、陸から近い所をチョロチョロしているのがほとんどで、小笠原クルーズはちょっと特殊でした。毎日どこかへ寄港するような国内クルーズなら、圏外の時間帯は少ないだろうと思います。
でも実際のところは私も経験がありません。またいずれは世界一周クルーズへ行きたいので、携帯がつながらない時はどうしたらいいのか、調べてみました。(2016年9月時点の情報です)
陸から船への連絡手段
クルーズ出発前に渡される「留守宅控え」に、船への連絡先が載っています。これは衛星電話ですので、通常の電話よりはずっと通じる確率は高いでしょう。フロントを通して呼び出してもらう形になるかと思います。なお通話料は不明ですが、1分300円とか500円といった情報があります。高いですが、もしもの時に払えないような金額ではないのでひと安心。
船から陸への連絡手段
衛星電話
いずれのクルーズ船にも公衆電話があります。飛鳥Ⅱの場合は公衆電話に加え、客室の電話から直接かけられるとなっています。こちらも衛星回線の通話料ですので高めになります。
FAX・電報・郵便
いずれのクルーズ船も、フロントにてFAX・電報・郵便を頼めます。
インターネット
自分のスマホ・パソコンからインターネット接続できる場合と、船内に設置された専用パソコンからのみインターネット接続できる場合があります。いずれにしても利用は有料で、フロントに申し込む必要があります。これも衛星回線なので、利用料は高めで通信速度は遅く、ネットゲームや動画鑑賞には向きません。スイートなどの高いお部屋なら、インターネット接続無料のパソコンが設置されている場合もあります。
Eメール
乗船期間のみ有効の専用アドレスを、有料で申し込めるようです。個人のメールアドレスは使えないとなっています。
ですが、インターネット接続ができれば、GmailやYahooなどのWebメールなら、あえて専用アドレスはいらないでしょう。
需要がなくなりつつあるので、すでにこのサービスは終了しているかもしれません。
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