にっぽん丸って、飛鳥Ⅱのように「日本で最高級」というブランドイメージではないし、ぱしふぃっくびいなすのように「日本船でもっともカジュアル」といったコンセプトも伝わってこなくて、正直掴みどころがないなって思っていたんです。
でも日帰り食事会に行ってみて、いろいろわかってきました。
日帰り食事会でクルーズ気分を味おう
先日、ついににっぽん丸を知る機会がやってきました!
日帰りでにっぽん丸の船上食事会というプランを、クルーズ・プラネットで発見したのです。内容は、コース料理のランチとハウスバンドのミニコンサートとビンゴ大会。クルーズは行わず、船内滞在時間3時間で12,800円です。クルーズにはそうそう行けないけれど、食事会なら気軽に行けます。
お食事会と言いながら、最後にはクルーズの営業(説明会)があるんでしょ~?と思っていたら、なんと純粋なお食事会でした。逆になんだか物足りない。もっと私にクルーズを押し売りしてほしいです。
現地に行くと、予定の時間より早くから受付をしていて、食事の時間までの20分程度、船内見学をさせてもらえました。あいにく、客室は整備中という事で見られませんでした。

ラウンジ「海」
たくさんの椅子が並んでいるので、座れなくて困る事はなさそう。ラウンジと吹き抜け階段は、ぱしふぃっくびいなすのほうが解放感があって私は好きです。

リドテラス

全天候の温水プール
全天候型プールが素敵。ぱしふぃっくびいなすのプールで泳ぐ事はないと思うけど、ここでなら泳ぐかも。

マーメイドシアター
シアターは小規模ながら、通常の映画館よりずっと豪華!映画を見なくても利用したい。
『美食の船』のランチメニュー
ランチはメインダイニング「瑞穂」で。ここも、ぱしふぃっくびいなすのダイニングよりこじんまりとして見えます。

メインダイニング瑞穂
このほかのメニュー
日高産 銀毛鮭 “銀聖(ぎんせい)”のバプール
温州みかんのグラニテ
西瓜のガスパチョに浮かべた彩り野菜
にっぽん丸特性パン ハロウィンパン 白パン
デザートの盛り合わせ
カリフォルニアマンゴとラズベリー&ピスタチオのケーキ
ジャモカコーヒーアイスクリーム
ハロウィンモンスターシュークリーム
飲み物
クルーズのディナーではさらに良いサービスが期待できる
この日は、通常はディナーとして出されるような洋食のコース料理、お飲物もハウスワインとオレンジジュース、ウーロン茶は追加料金なして、お願いすればすぐに持ってきてもらえました。
おそらく250~300名近く参加していたでしょうか(身分証明のゲストカードが1~300まであったから)、満席のようでした。にっぽん丸の乗客定員数が524名なので、クルーズが満室になった場合は、ディナーは2回制になるのでしょう。しかしスイートにお泊まりのお客様はレストランが別なので、1回に「瑞穂」を利用する乗客は250名弱になるはずです。
今回300名近くが座って相席となり、確かに狭く感じました。しかし、特に次の料理を待たされたりせず、普通のサービスを受けられたなと思います。クルーズのディナーの時は、更に余裕を持ったサービスが受けられるという事ですね。

やっと会えたねにっぽん丸
専属バンドコンサート
食事のあとは、船内ショップがオープンし、お土産やにっぽん丸グッズが買えます。何かを買う気満々でしたが、夫に「次に来た時でいいんじゃない」と言われ、気をよくして何も買いませんでした。う~ん、やっぱり後悔。
ショップ見学もつかの間、このあとはハウスバンド「アスール・プラ・プティ」のミニライヴとビンゴ大会です。
イベントホールもぱしふぃっくびいなすよりこじんまりした感じ。そのぶん、ライヴハウス感があります。照明やバックスクリーンも凝ったものでした。
この日のナンバーは、ピアノとサックスのデュオでホイットニーヒューストンのバラード、ヴォーカルが入って、ドゥービー・ブラザーズ、スティービーワンダー、アース・ウィンド&ファイアー、愛しのエリー英語バージョンで、客席を巻き込んで大盛り上がり。
ヴォーカリストのギャツビーさんが皆さん踊って!と焚き付けている中、誰もなかなか立ち上がるには至らず…。シャイな日本人ですみません。最終的には、最前列の若い女のコが引っ張り出されて踊らされていました。
もっと年配向けの曲とか、歌無しの曲を演るのかと思っていたけど、私達の世代にズバリのダンサブルナンバーをガンガンやってくれて、すっかりファンになってしまいました。もし私が正規のクルーズ客として聞いていたなら、きっと一緒に踊っただろうなと思います。その日まで待っていて、ヴォーカリストさん。
全員参加のビンゴ大会はにっぽん丸名物?
さて、最後は全員参加のビンゴ大会。ビンゴカードは使い捨てではなくて、何度も使用できるアメリカ製のもの。私が偶然受け取ったこのビンゴカードで、どれだけの乗客がビンゴ!になったのでしょうか?
景品は、にっぽん丸グッズやお土産のお菓子、ハウスワインなど景品が高そうなものから安そうなものまで、50個以上あったように思います。
が、私達はカスリもせず終了。しかし大変盛り上がりました。それは私達が能動的に参加したから。自分のカードにない数字が呼ばれれば、大きな声を出して残念がり、自分のカードの数字が呼ばれれば、大きな声で喜びました。

BINGO GAME
にっぽん丸ってなんか楽しい、その訳は
以前テレビで、にっぽん丸のオプショナルツアーで阿波おどりに参加(見物ではなく参加!!)するのを見て、何か自分の中の青春めいたモノをくすぐられた感じがしましたが、この日の乗客参加型イベントを体験して、〈これがにっぽん丸か!〉と気づきました。
飛鳥やぱしふぃっくびいなすなら、バンド演奏者がお客に踊れと強要しないでしょうね。
客が参加して楽しめる、そういうイベント企画をするのがにっぽん丸なのです。『美食の船』であり『参加型の船』でもあったのですね。
今回のお食事会、最後にはクルーズの説明会があるんでしょ?と期待していたのに、パンフレット配布すらなくすんなり下船し終了。なんとも控えめなにっぽん丸の食事会でした。
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