外国船クルーズは本当にお値打ちか?代金に含まれない費用について

ぱしふぃっくびいなす 豪華客船Q&A
ぱしふぃっくびいなす

クルーズ・プラネットのチャーター企画、2017年8月12日横浜発のダイヤモンド・プリンセスのクルーズに申し込みました。

請求書を見ると、パンフレットに載っていたクルーズ代金のほかに、「船内チップ」+「政府関連税」+「ポートチャージ」として、ひとり当たり49,180円、割合にして本来のクルーズ代金の約18%が加算されていました。一体これらは何なのか、調べずにいられない金額ですよ!

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日本船と外国船でクルーズ代金に含まれるものが違う

日本船である、ぱしふぃっくびいなすに乗ったときは、パンフレットに掲載されたクルーズ代以外は、オプショナルツアー代と船内で注文したアルコール代、ショップでの買い物代だけしか請求されませんでした。意識していませんでしたが、日本船のクルーズは消費税込みの代金になっているのです。

今回申し込んだダイヤモンド・プリンセスは外国船ですから、消費税はかかりません。また、日本人が苦手とするチップを、事前に徴収するのはわかります。

コースに韓国が含まれるので、「政府関連税」=入出国税とか税関審査の手数料が発生するのもわかります。と言っても、日本船の場合は外国へ寄港するコースであっても、政府関連税をクルーズ代金に含んで表記していますけどね。

「ポートチャージ」は、船舶が入港および出港する際に発生する諸費用で、水先案内料、曳船料、網取り放し料などです。これも日本船にだって発生している費用のはずなのに、日本船はクルーズ代に込みで、外国船はクルーズ代に含まず別途費用として請求してくるのです。

整理しますと

  • 日本船はクルーズ代だけ(消費税込み)
  • 外国船はクルーズ代(消費税不要)と「船内チップ」+「政府関連税」+「ポートチャージ」が最終的な価格

つまり、単にパンフレットのクルーズ代だけを見て、安い!と判断するのは早計です。

チャータークルーズはよく見てから申し込むべき

旅行会社企画のチャータークルーズであることにも、ひとクセありそうです。

今回申し込んだクルーズが当てはまるかどうかわかりませんが、チャータークルーズでは船会社の自主クルーズよりも、別途請求される費用の金額が高い、という情報がありました。確かに、クルーズ代そのものは、日程・内容のわりに安くてインパクトがあったので、そういうカラクリなのかもしれません。

→ 2016.11.04追記 その後 広島への寄港は中止になりチャータークルーズの諸費用は盛られていることが明確に 旅行会社のチャータークルーズはオススメだけど価格に注意

クルーズスケジュールをよく見ると、広島と釜山への入港時間が、朝ではなく夕方あるいは夜となっています。はっきりいって、これでは観光は無理ですよね。

夜から深夜までの停泊であればポートチャージが安いから、このような日程なのだと推測します。

私達はクルーズ説明会の中で、『夜の入港になるため、夕食に現地の名物を食べるくらいしかできません』と聞いています。もちろん、パンフレットやインターネットの商品ページに、詳細な入港時間が明記されています。したがって、旅行会社が騙しているわけではないですが、消費者は商品情報をよく見なければならないという事です。

日本船クルーズの将来を憂う

外国船やチャータークルーズの面倒なカラクリに比べ、日本船の自主クルーズ代金のなんとシンプルなこと!なぜこんな日本船が不利になるようなことがまかり通っているのでしょうか?これに関しては、明確な情報を得ることができませんでした。

日本船の人気商品であった「世界一周クルーズ」が、世界情勢の悪化で行えなくなり、格安な外国船の参入でお客を持っていかれて、日本船の今後の経営状況が心配です。

安いという印象だけでクルーズを選ぶのではなく、最終的な価格と最終的な満足度で選べるようになりたいです。

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