乗船記⑦無人島の鳥島、そして孀婦岩、父島へは通船で上陸

無人島鳥島 ぱしびい乗船記
現在は無人島の鳥島には人が住んでいた痕跡が見える

目的地に到着するまでの間、乗客が飽きないように船内ではいろいろなイベントが企画されています。でもせっかく世界遺産の小笠原諸島に向かうのですから、できれば特別な体験が出来るといいなと思いませんか?

2016年5月4日(水・祝)~5月8日(日)、「ぱしふぃっくびいなす」の小笠原クルーズで、私達夫婦は豪華客船と呼ばれているものに人生で初めて乗りました!これから乗船したいと思っている方のために、詳しくレポートします。

よろしければ前の記事もご覧ください→ 乗船記⑥船内での過ごし方 大海原での贅沢な時間
ぱしふぃっくびいなす乗船記2016年5月小笠原まとめ もどうぞ!

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ジョン万次郎が漂着した無人島を眺める

今回の目的地はたったひとつ、小笠原諸島の父島だけ。私達は人生初めての豪華客船に乗るのがメインの目的なので父島だけでいいのですが、余りにも窓の外に見るものがない。途中、鳥島(とりしま)の横を通過するとアナウンスが入ったので、大喜びでデッキに出ました。

鳥島は東京都だけれども、いずれの市町村にも属していない無人島です。かつては人が住んでいたらしい痕跡を見て、そしてアホウドリのコロニーがないか食い入るように見つめてしまいました。ジョン万次郎が漂着したのはこの島なのだとか。一般人には滅多に見られるモノではないので、パチリ。

無人島鳥島

現在は無人島の鳥島には人が住んでいた痕跡が見える

しばらく後に、孀婦岩(そうふがん)の横も通過しました。わざわざ近くを通ってくれるみたい。でも何だか面倒くさくなって、こちらはデッキへ出ず、客室の窓からパチリ。
孀婦岩

小笠原の歴史を知る講演

小笠原諸島は、通常一般人は定期船のおがさわら丸でしか行けない世界遺産です。片道25時間かかるけど、東京都だし品川ナンバーって事は知っていても、その歴史については、全く知りません。きっと私以外の乗客もそんなもんだというのがバレているのでしょう。小笠原到着の前日には、現地の村役場総務課長さんによる講演会が催されました。

小笠原は最初はアメリカ人が統治していたとは知りませんでした。そして総務課長さんはその末裔なんですって。続きは、ぱしふぃっくびいなす小笠原行きに乗船してお聞き下さいませ。

この講演以外にも海ガメの話とか、いろいろな講演が用意されていて、無料で聴講出来ます。

父島までは通船で行く

いよいよ世界遺産小笠原諸島父島に到着なのですが、港が小さいので定期船のおがさわら丸より大きい船は接岸出来ません。港の手前500mくらいの所に停泊して、通船(つうせん)に送迎してもらわなければなりません。通船は地元の漁船とテンダーボートを使うので、自分の足で通船に乗り降り出来ない方は、残念ながら下船出来ません。

通船と係留ブイ

通船と大きな係留ブイ

ぱしふぃっくびいなすとにっぽん丸のサイズなら、元から設置されていた係留ブイ?に止められるけれど、もっと大きな飛鳥Ⅱは停められなかったため、どうしても小笠原に来たいとワガママを言って、新しくもうひとつ係留ブイを作らせたそうな。そのブイ設置代は飛鳥Ⅱが払ったのかなぁ。

さらに、飛鳥Ⅱはタグボート(大きな船の動きを補助してくれる小型船)を東京から引き連れて来るそうで、そのぶんツアー代が高いのではと思います。小さい客船は小回りが利いて小さい港にも入れるのが利点って訳ですね。

5月の小笠原の気候

5月の小笠原なら泳げるんじゃないかと沖縄のような気温をイメージしていましたが、あいにく私達が小笠原に着いた日は晴天ではなく、泳ぐには今ひとつな暑さでした。5月なら東京本土だって真夏なみに暑くなる事もあるし、正直気候の差はあまり感じませんでした。これが冬場とかなら暖かさがわかるのかな?

私達は紫外線対策で長袖を着ていましたが、歩き回れば汗をかいたし、半袖シャツで気持ちよく過ごせる気温でした。

乗船記⑧ついに父島上陸 へつづく
ぱしふぃっくびいなす乗船記2016年5月小笠原まとめ もどうぞ!

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