ここ数年、台風や豪雨に関して毎年のように「観測史上初」とか「○年に一度の」という言葉を頻繁に聞くようになりましたね。そんな大荒れの天気の時、クルーズ船は航行されているのでしょうか?
クルーズ催行中止の実例
2016年のお盆休みに発生した台風6号が北海道の道東に接近したとき、私たちは知床を観光していて「23年ぶり北海道に上陸か?」などと大騒ぎをしておりました。幸い6号は上陸せず温帯低気圧に変わり、すり抜けるようにして無事に帰ってこれたと思ったら、直後に7号9号11号が北海道を襲い「1年のうちに台風が北海道に3回も上陸するのは観測史上初」となってしまいました。
そのころ日本の3船も、クルーズスケジュールの中止、変更を余儀なくされていました。
台風9号の影響で、飛鳥Ⅱの8月21日横浜発のワンナイトクルーズが中止、ぱしふぃっくびいなすも8月19日横浜発4泊5日の小笠原クルーズが中止になりました。(ぱしふぃっくびいなすは代替クルーズを実施)
さらに台風10号の影響で、ぱしふぃっくびいなすは8月29日神戸発29泊30日の日本一周クルーズの出港を1日延期、にっぽん丸も北海道クルーズの寄港地を変更しました。
先日放送されたBS朝日「世界の船旅」では、2016年飛鳥Ⅱ日本一周グランドクルーズの中で、悪天候のために対馬への寄港を断念する様子が映し出されていました。安全を優先して、クルーズスケジュールが変更されることは、たびたびあるのですね。
クルーズ催行中止は今後も増える?
今日、テレビ朝日「池上彰のニュースそうだったのか」を見ていますと、地球温暖化による海水温の上昇が原因で、以前よりも日本のすぐ近くで台風が発生するようになり、勢力が衰えないまま上陸するのでその強さは15%増し、と解説されていました。
今後も異常気象は続く事が予測されますね。したがって、クルーズスケジュールは天候によって変わりやすいもの、とあらかじめ理解しておいたほうがよさそうです。
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